お姫様は俺のモノ②lovehistory

*王子様の独占欲*

「どこ行く?行きたい場所ある?」


俺の言葉に、んー、と考える姫。


「あっ、ゲームセンター行きたいな!」


ゲームセンター?


ガラの悪い連中がいる、溜まり場みたいな場所に正直、行きたくなかった。


姫、目立つから。 

ゲームセンターは少し暗い。
暗い室内に、入ると姫が俺の腕を掴んだ。


「あっ、ごめん」


怖いのかな?俺は、姫の手をきゅっ、と握る。


怯えてる姫が可愛くて、耳元で囁く。


「姫、俺から離れんなよ。

何がなんでも守るから」


俺の言葉に、頷く姫。



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