満月の存在。
『我ら満月の存在だけで対抗できるほど弱小ではないと思いますが。
圧倒的に不利なのは、我らです。

私達のように戦力を隠している可能性も無いとは言い切れません。
なぜこの時期に仕掛けてくるのか。
必ずや理由があるかと。』

ピエロ「あぁ、そうだ。
……だが、やるしかない。この100名、この満月の存在の中でもトップクラスの成績が集まるお前達に、全てを任せる。



良いな?」


頷く周りが目に入る。
……負けも、勝利も、五分五分だった。

ほんとうにどうなるか分からない。
けれど、やるしかない。
満月の存在が、人間が、生き残る為に。


周りの意見は皆同じだった。

ピエロ「では、それぞれのチームに別れ日々努力し、半年後に備えなさい。

一ヶ月後、もう1度集まる。
6ヶ月だ。早くて6ヶ月で、我らの生存が決まる。

皆、気を引き締め行動せよ。



解散。」

瞬時に消え行く満月の存在達の中に、6名の悪神達が残った。

顔を見せない、黒いフードを奪った者が。

満月の存在の中での
悪神の中での


トップ6名。
< 12 / 51 >

この作品をシェア

pagetop