満月の存在。
入ってみると、明来以外に一緒に住んでいるであろう子供たち4人は、皆震えていた。

……挙動不審。
何かを怖がっているような姿の彼ら。


……一体何があったっていうの……。

『……はじめまして。失礼するよ。』

私は子供たちの記憶の中をさぐるため一人の少女の頭に手を置いた。

目をつぶり、意識を集中させる。



………………………………










ガァァァァァンッ!!!!!!!

次の瞬間、建物が揺れた。


来たか。

『杏里。』

杏里「チッ」

『行くよ。』


瞬間、転移した私達は建物内に膜を張り、すぐさま遊具などが置いてある広い庭に降り立った。
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