満月の存在。
女子「……っ」


?「白羽の事もそうだろ。
顔を見たことがないから。
暗いから。
怖いから。
話したこともないから。


翔とは釣り合わない?はっ、子供じみた事いうなよ。

白羽にどういう事情があるかなんて俺には知らないし分からないけど、理由があって顔隠してんだろ?







自分と違うからって、潰そうとすんな。今だってそうだろ?

白羽にじゃなく、翔にだけ謝って。



お前らが謝るべき相手は誰だよ。」






いつの間にか、翔の震える手は、止まっていた。


女子「……っ、そ…だよね……白羽さん、ごめん。」

そう言われても、私の心は、無表情のまま。

『…気にしないで。』





さんっざんクラスメイト達に謝られた私は、放課後になる頃にはため息ばかりはいていた。

私をかばってくれた人は翔の幼馴染みで兼親友の

「夏海 玲央」

だということが分かった。
……うん、知らなかったよね←。

翔「もー、ため息ばっかり吐いてたら幸せが逃げるよー?」


『…もうとっくに逃げた気がする。』

二人仲良く帰宅中。


なわけですが。
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