満月の存在。
揺らめく心
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翔「おはよっ」
翔「かのん?」
翔「かのんっ」
翔「かのん!」
翔「……かのん。」
……はぁ。
私が翔を無視し始めて、早1週間。
私は翔の言葉に耳を貸すことなく、逃げ回る日々が続いていた。
翔「…はぁっはぁっ……、かのん……っ!」
……ついに、角まで追い込まれてしまった。
人気のない校舎。
……せめて人さえいればよかったのに。
『……何。』
翔「どうして…どうして避けるの……?俺何かした…?俺怒らせるようなことでもしたかな……?
謝るから、謝るから、お願いだから前みたいに戻ろうよ……!!!」
必死な顔して、私を見てきた。
……無理なんだよ。
光と闇は、交われない。