曇のち晴れ
お弁当を食べ終えて更衣室で体操服に着替えた私達は、体育館へと向かった。

『よし、勝つぞ~!だけど美和、無理しないでね。』

「うん、ありがとう!勝つぞ~!」

1、2、3、4…

準備体操を終えて軽い練習をし、いよいよ試合。

私と古賀ちゃんVS美保ちゃんと愛菜ちゃん。

…ピピー!

審判の笛の音が響く。

23対25で、美保ちゃんと愛菜ちゃんの勝利!

体育の授業の試合は、時間との戦い。

だから、何点マッチとかではない。

『ヤバい、悔しい。実和、あそこで取れなかったのは申し訳ない。』

「いやいや、私もサーブミスしちゃったし…でも、2位だよ!」

『2位…ま、いっか!』

「銀メダルだからね!表彰台に上がれるだけ嬉しいよ!」

『表彰台とかないけどね?でも、そういうことだよね!』

「まぁ良い結果でしょう!」
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