曇のち晴れ
少しして服部先生と笹山先生が来た。

『大丈夫じゃなさそうだな。今から丁度空いてるから来たけど、話すか?』

コクン…

『わかった。服部先生、ありがとうございました。』

『はーい。終わったら呼んでください。』



『んで?どうした?』

「学校が、怖い。他にもダメなことが増えた…」

『例えば?』

「電車が怖いです。朝の通勤ラッシュの時の電車は乗られない。バスも無理です。あと、映画館もダメになりました。この間、古賀ちゃんと映画を観に行ったんですけど、圧迫感って言うのかな?すごく嫌だった…」

『そうか…次の通院日に話してみな?』

「うん…」

『それで、帰りたいんだって?帰る?』

「うん、帰りたい。」

『わかった。お家の人に連絡してくるわ。』

「お願いします。」

『ちょっと待ってて。』
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