曇のち晴れ
『えー、次は、担任発表です。クラスは3年間変わらないが、担任が変わることは知っているよな?』

「古賀ちゃん、ドキドキだよ…笹山先生じゃなかったら、どうしよう…」

『何か私、笹山先生が担任な気がする。』

「え…?」

『何か、そんな気がする。』

校長先生をまっすぐに見て、そういう古賀ちゃんに、私は少しビックリした。

「うん、私もそんな気がする。笹山先生な気がするよ。」

『次は3年生です。3年1組担任、笹山蓮先生!』

「古賀ちゃん!」

『実和!笹山先生だよ!』

「嬉しすぎるよ!」

他の子も騒いでいた。

『お前らうるさいぞー、静かに教室へ移動しろー!』
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