天神学園のお忍びな面々
とはいえ、今は彼らしかいないのも事実。
「行ってみるか?天神」
「え?」
紀州の表情が、ぱぁっと晴れ渡る。
「いいのかっ?」
「遊びに行くんじゃねぇんだぞ。豆柴の奴がいつまで経っても天神の刀剣製造技術を調べて来ねぇから、お前らちょっと手伝って来い。天神なら危険はねぇだろうが、あっちは猛者が多いからなあ」
リュートは、チラリとテリアを見た。
「しっかり頼むぞ」
「は、はいっ」
将軍に直接頼まれて緊張したのか。
テリアの声が上擦った。
「何だよ将軍、俺に言わずにテリアに言うってどういう事だよ」
またも不満げな紀州。
「オメェの実力は信用してるよ。何せお前は…」
「リュート君」
言いかけたリュートの口を、古奈美が塞ぐ。
「行ってみるか?天神」
「え?」
紀州の表情が、ぱぁっと晴れ渡る。
「いいのかっ?」
「遊びに行くんじゃねぇんだぞ。豆柴の奴がいつまで経っても天神の刀剣製造技術を調べて来ねぇから、お前らちょっと手伝って来い。天神なら危険はねぇだろうが、あっちは猛者が多いからなあ」
リュートは、チラリとテリアを見た。
「しっかり頼むぞ」
「は、はいっ」
将軍に直接頼まれて緊張したのか。
テリアの声が上擦った。
「何だよ将軍、俺に言わずにテリアに言うってどういう事だよ」
またも不満げな紀州。
「オメェの実力は信用してるよ。何せお前は…」
「リュート君」
言いかけたリュートの口を、古奈美が塞ぐ。