天神学園のお忍びな面々
そして日が暮れる頃には、何とか校舎、寄宿舎共に清掃も完了した。

人数分の布団やシーツは学園の方から手配した為、清潔なベッドで眠る事が出来る。

夏なので、川で汗を流す事も出来る。

最初はどうなる事かと思った臨海学校だが、案外不便を感じる事なく過ごす事が出来そうだ。

「それにしても…」

男子達の視線を気にしながら、美緒が困った顔をする。

「この水着をずっと着用っていうのは、落ち着かないなあ…」

「そうですね、どうも牡丹が私の胸をガン見するです、エロスです」

そりゃ豆柴程きょぬーでは仕方ない。

「夏は…魔性の季節…男どもを…狂わせる…」

白雪、んな事淡々と語るな。

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