運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
「まるで生クリームみたいですね」
「うん。しつこくないし、さっぱりしてるんだけれど、濃厚なコクが生クリームみたいだね。これは美味しい」
二人で美味しい、美味しいと言いながら牛乳を飲み干すと、総一郎さんはスッと立ち上がり、スタスタとさっきの店員さんのところに歩いて行った。
「何度も何度もしつこくお願いに上がって申し訳ありません。今日、初めて牛乳をいただき、断られる理由がやっとわかりました。本当に貴重な牛乳なんですね」
「ああ、製法にはかなりこだわってるからな」
「だからこそ、もう一度無理を承知で言います。この牛乳を音羽堂の新商品のメインに使わせていただけないでしょうか?期間限定でも構いません。こちらの牛乳の素晴らしさを多くの方に知っていただくために我が社を使っていただきたいのです」
次期社長が必死で頭を下げている。どうしたらいいのかわからず、私も「お願いします」と総一郎さんの隣で頭を下げた。
「うん。しつこくないし、さっぱりしてるんだけれど、濃厚なコクが生クリームみたいだね。これは美味しい」
二人で美味しい、美味しいと言いながら牛乳を飲み干すと、総一郎さんはスッと立ち上がり、スタスタとさっきの店員さんのところに歩いて行った。
「何度も何度もしつこくお願いに上がって申し訳ありません。今日、初めて牛乳をいただき、断られる理由がやっとわかりました。本当に貴重な牛乳なんですね」
「ああ、製法にはかなりこだわってるからな」
「だからこそ、もう一度無理を承知で言います。この牛乳を音羽堂の新商品のメインに使わせていただけないでしょうか?期間限定でも構いません。こちらの牛乳の素晴らしさを多くの方に知っていただくために我が社を使っていただきたいのです」
次期社長が必死で頭を下げている。どうしたらいいのかわからず、私も「お願いします」と総一郎さんの隣で頭を下げた。