運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
総一郎さんの優しくて強い気持ちが痛いくらいに伝わり、心に響く。そこまで私のことを思ってくれていたんだ。
怖い、怖くて、ここまで来ている言葉を口に出せない。結局、私は何も返事が出来なかったけれど、総一郎さんは優しく、
「この話はもうおしまい。そのかわり、もう一度言うからそのときは、ちゃんと返事をちょうだい」
そう言って、スイッチを付けて、明かりをつけると、頭をポンポンと撫でてくれた。
それから総一郎さんは、結婚の話をすることはなかったけれど、私はずっと自分の中で色々と考えていた。あの時と同じ。
総一郎さんが次期社長だと知って、自分とは身分が違うと距離を置いたあの時と。
もうあの時にこの事で悩むのはやめようと決めたはずなのに。それなのに、また私は同じことで悩んでる。どうして、素直に総一郎さんに飛び込めないんだろう。
怖い、怖くて、ここまで来ている言葉を口に出せない。結局、私は何も返事が出来なかったけれど、総一郎さんは優しく、
「この話はもうおしまい。そのかわり、もう一度言うからそのときは、ちゃんと返事をちょうだい」
そう言って、スイッチを付けて、明かりをつけると、頭をポンポンと撫でてくれた。
それから総一郎さんは、結婚の話をすることはなかったけれど、私はずっと自分の中で色々と考えていた。あの時と同じ。
総一郎さんが次期社長だと知って、自分とは身分が違うと距離を置いたあの時と。
もうあの時にこの事で悩むのはやめようと決めたはずなのに。それなのに、また私は同じことで悩んでる。どうして、素直に総一郎さんに飛び込めないんだろう。