運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
「だから俺とあいつが兄友だっていう事実を見せつけたかったんだ。最近、お前、何か言われたりしてたんだろう?」
図星を突かれて、驚いた。誰にも言ったことがない。もちろん、総一郎さんにも。
最近になって、ほんのりと陰口を叩かれることが増えた。きっかけとなったのは私がつけていたネックレス。
それがどうやらお気に召さなかったようで、あんな高いネックレスをつけるなんて、きっと次期社長にもらったに違いない。
そこから兄友だというのは噂だけで、実際は恋人ではないのか?という噂が流れたと渚や水野さんから聞いた。
そして、それをよく思わない人たちが通りすがりにボソッと私に聞こえるように言う。
『身の程知らず』
『釣り合わない』
私が総一郎さんとの結婚に悩むのには、そういうこともあるからというのもあった。
でも、私この悩みを誰にも話していなかったのに、どうして?
「お前、あいつのこと見くびりすぎだ。あいつはお前のためなら、まあいい。飯、行くぞ」
お兄ちゃんの言いかけた言葉が気になったけれど、それ以上聞くなというオーラを強く感じて結局聞くことはしなかった。
図星を突かれて、驚いた。誰にも言ったことがない。もちろん、総一郎さんにも。
最近になって、ほんのりと陰口を叩かれることが増えた。きっかけとなったのは私がつけていたネックレス。
それがどうやらお気に召さなかったようで、あんな高いネックレスをつけるなんて、きっと次期社長にもらったに違いない。
そこから兄友だというのは噂だけで、実際は恋人ではないのか?という噂が流れたと渚や水野さんから聞いた。
そして、それをよく思わない人たちが通りすがりにボソッと私に聞こえるように言う。
『身の程知らず』
『釣り合わない』
私が総一郎さんとの結婚に悩むのには、そういうこともあるからというのもあった。
でも、私この悩みを誰にも話していなかったのに、どうして?
「お前、あいつのこと見くびりすぎだ。あいつはお前のためなら、まあいい。飯、行くぞ」
お兄ちゃんの言いかけた言葉が気になったけれど、それ以上聞くなというオーラを強く感じて結局聞くことはしなかった。