運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
「優衣、泣かないで。優衣は悪くないんだ。こんなこと言ってごめん」
「私が、私が悪いんです。私が煮え切らないから」
「違うよ。そうじゃない。俺が少し自信をなくしただけ。ずっと避けてきたことだから今更、人を大事にするってことがわからなくなってきただけ。でも、安心した。これでいいんだね。俺、優衣を大切に出来てるんだ」
「・・・総一郎さん。私、総一郎さんが大好きです。だからこそ、私が私を認めていない状態でお返事できないだけです。でも、私も総一郎さんと同じ気持ちです。だから、この社内公募で自分の力を試したいんです」
「うん、ごめんね。ちょっといろいろあって不安になってた。待ってるよ」
そう微笑んだ総一郎さんは、私が知ってるいつもの優しくてどこか自信に満ち溢れている総一郎さんだった。
でも、私はこのとき、総一郎さんが不安を口にだした本当の理由に気づかなかった。
「私が、私が悪いんです。私が煮え切らないから」
「違うよ。そうじゃない。俺が少し自信をなくしただけ。ずっと避けてきたことだから今更、人を大事にするってことがわからなくなってきただけ。でも、安心した。これでいいんだね。俺、優衣を大切に出来てるんだ」
「・・・総一郎さん。私、総一郎さんが大好きです。だからこそ、私が私を認めていない状態でお返事できないだけです。でも、私も総一郎さんと同じ気持ちです。だから、この社内公募で自分の力を試したいんです」
「うん、ごめんね。ちょっといろいろあって不安になってた。待ってるよ」
そう微笑んだ総一郎さんは、私が知ってるいつもの優しくてどこか自信に満ち溢れている総一郎さんだった。
でも、私はこのとき、総一郎さんが不安を口にだした本当の理由に気づかなかった。