運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
ここ数日で体重は戻るどころかマイナスになった。アイデアだってもう少しで満足いくものが浮かびそう。
今、それを放棄したくない。
痩せて綺麗になってアイデアも自信のあるものをエントリーして、堂々と総一郎さんの隣に立ちたい。
「優衣、今食べたいものって何?どうせ、ダイエットって言って、ほとんど食べてないんだろ?」
愛おしむように更に私を抱きしめた総一郎さんは、顔を擦り付けるようにして私に聞いた。
食べ物なんて食べちゃいけない。
空想だけでアイデアを練って、体重を増やさないようにしてきた私にとって、今の質問は愚問。それなのに……
「……ミルクレープとロールケーキ」
そう呟いた瞬間、頭の中で今までカチカチになっていた岩が割れたようにアイデアが湧いてきた。
そうか、食べたいものでいいんだ。
だって、私が食べたいものこそ一番、人に勧めたいものだから。
「総一郎さん、私、アイデアが浮かびました。だから今からまとめて」
「ダメ。言っただろ?今日は、朝までこのまま優衣を離さない。久しぶりにこうして抱きしめられたんだから、何もしなくていいから、このままおやすみ」
「えっ?総一郎さん?!」
今、それを放棄したくない。
痩せて綺麗になってアイデアも自信のあるものをエントリーして、堂々と総一郎さんの隣に立ちたい。
「優衣、今食べたいものって何?どうせ、ダイエットって言って、ほとんど食べてないんだろ?」
愛おしむように更に私を抱きしめた総一郎さんは、顔を擦り付けるようにして私に聞いた。
食べ物なんて食べちゃいけない。
空想だけでアイデアを練って、体重を増やさないようにしてきた私にとって、今の質問は愚問。それなのに……
「……ミルクレープとロールケーキ」
そう呟いた瞬間、頭の中で今までカチカチになっていた岩が割れたようにアイデアが湧いてきた。
そうか、食べたいものでいいんだ。
だって、私が食べたいものこそ一番、人に勧めたいものだから。
「総一郎さん、私、アイデアが浮かびました。だから今からまとめて」
「ダメ。言っただろ?今日は、朝までこのまま優衣を離さない。久しぶりにこうして抱きしめられたんだから、何もしなくていいから、このままおやすみ」
「えっ?総一郎さん?!」