運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
私のついた嘘が、本当に二人を結びつけるなんてあの時は思わなかった。
ただ、保身のためについた嘘。
それが本当になったのは、私じゃなく、総一郎さんがお兄ちゃんに歩み寄ってくれたから。
でも今となってはあの嘘も悪くなかったんだと思えた。
お兄ちゃんと詩織さんの結婚式は、高級ホテルではなく、ガーデンウェディングが売りの結婚式場で行われた。
総合病院のお嬢様の結婚式なのにと、最初は私も疑問に思ったけれど、結婚式場を決めたのは、詩織さんらしい。
『私の結婚式だから、私が決める』
その一点張りで渋るご両親まで説得したのだから本当に立派だと思う。
結婚式は本当に感動的で、私は泣いてしまった。中でも詩織さんのウェディングドレス姿は本当に素敵だった。
時折、詩織さん側から皮肉っぽい言葉が聞こえてきたこともあったけれど、そんなこと気にも止めない風に自信を持った姿は本当に美しかった。
「詩織さん、本当に綺麗でしたね」
結婚式の帰りの車の中、感動で話が止まらない私にニコニコと頷きながら運転する総一郎さん。
ガーデンウェディング、本当に良かった。
梅雨時期だからとお天気がどうなるかと思ったけれど、無事に快晴。お料理も美味しかった。
ただ、保身のためについた嘘。
それが本当になったのは、私じゃなく、総一郎さんがお兄ちゃんに歩み寄ってくれたから。
でも今となってはあの嘘も悪くなかったんだと思えた。
お兄ちゃんと詩織さんの結婚式は、高級ホテルではなく、ガーデンウェディングが売りの結婚式場で行われた。
総合病院のお嬢様の結婚式なのにと、最初は私も疑問に思ったけれど、結婚式場を決めたのは、詩織さんらしい。
『私の結婚式だから、私が決める』
その一点張りで渋るご両親まで説得したのだから本当に立派だと思う。
結婚式は本当に感動的で、私は泣いてしまった。中でも詩織さんのウェディングドレス姿は本当に素敵だった。
時折、詩織さん側から皮肉っぽい言葉が聞こえてきたこともあったけれど、そんなこと気にも止めない風に自信を持った姿は本当に美しかった。
「詩織さん、本当に綺麗でしたね」
結婚式の帰りの車の中、感動で話が止まらない私にニコニコと頷きながら運転する総一郎さん。
ガーデンウェディング、本当に良かった。
梅雨時期だからとお天気がどうなるかと思ったけれど、無事に快晴。お料理も美味しかった。