運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
一生、離さない
どんな風に思われるんだろう。
どんな目で見られるんだろう。
そんな不安はどんなに考えないようにしても、頭から離れない。
そんな今にも泣き出しそうな私に、総一郎さんは申し訳なさそうに切り出した。
「……ごめん、実はこのエレベーターは重役専用なんだよね。だからここではほとんど誰にも会わないよ」
「えっ?じゃあ公にするっていうのは?」
突然の総一郎さんの言葉に混乱した。
あれ?公にするというのは嘘?ますます理解できなくなって困惑した。
「それはするよ。昨日決めたから。でもそのやり方は優衣が戸惑うから、待ってほしいって東吾くんに止められたんだ」
「そう、だったんですか」
「でも、優衣の覚悟を知ることができたから、俺もホッとした。優衣には、このままこのエレベーターで俺と一緒に社長室に来てもらう。父親に会ってほしいんだ」
「えっ?!今からですか?」
やっとホッとしたと思ったのに、また総一郎さんの言葉に動揺する。さすがの私もちょっとイラッとした顔を見せてしまった。
「怒ってるよね?ごめん。でも今日しかないんだ。父親にも話があるからと今日は主治医の人と一緒に来てもらってる。だからこのまま、連れていくね。混乱ばかりさせてごめん」
どんな目で見られるんだろう。
そんな不安はどんなに考えないようにしても、頭から離れない。
そんな今にも泣き出しそうな私に、総一郎さんは申し訳なさそうに切り出した。
「……ごめん、実はこのエレベーターは重役専用なんだよね。だからここではほとんど誰にも会わないよ」
「えっ?じゃあ公にするっていうのは?」
突然の総一郎さんの言葉に混乱した。
あれ?公にするというのは嘘?ますます理解できなくなって困惑した。
「それはするよ。昨日決めたから。でもそのやり方は優衣が戸惑うから、待ってほしいって東吾くんに止められたんだ」
「そう、だったんですか」
「でも、優衣の覚悟を知ることができたから、俺もホッとした。優衣には、このままこのエレベーターで俺と一緒に社長室に来てもらう。父親に会ってほしいんだ」
「えっ?!今からですか?」
やっとホッとしたと思ったのに、また総一郎さんの言葉に動揺する。さすがの私もちょっとイラッとした顔を見せてしまった。
「怒ってるよね?ごめん。でも今日しかないんだ。父親にも話があるからと今日は主治医の人と一緒に来てもらってる。だからこのまま、連れていくね。混乱ばかりさせてごめん」