運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
「えっ?お、お兄ちゃん?!なんでここにいるの?」
中に入ると社長の姿よりも先に目に入ってきたのは、ソファしれっとに座っているお兄ちゃんの姿。
お兄ちゃんと総一郎さんは何やら目配せをしているし、そんな何も分からず動揺ばかりしている私を更に驚かせたのは、椅子に座った社長の笑い声だった。
「そういうことか、総一郎。なかなか面白いことをするじゃないか」
お兄ちゃんの隣に座る社長は、私の言葉から何かを合致したように言う。
そんな社長に自信たっぷりに返す総一郎さん。
「あなたの息子なので、計画は念密に立てるタイプなんですよ。ということなので、早速紹介させてください。僕の婚約者の影山優衣です」
ますます一人、置いてけぼりの私。
何がなんだか本当にわからない。
でも、総一郎さんに紹介されたので、慌てて社長に深く頭を下げた。
「は、はじめまして、影山優衣と申します」
「まったく、お前というやつは、こんなことをされては二つ返事をしなくてはいけないじゃないか。優衣さん、頭をあげなさい。総一郎のことをよろしく頼みます」
社長の言葉に、パッと頭をあげた。
社長は降参だと言って、ニコニコと笑っている。絶対に反対されると思っていたのに賛成どころか任されてしまった。
パッと総一郎さんの顔を見るとしてやった感満載の表情。次にお兄ちゃんの顔を見ると、得意げな表情を浮かべていた。
そして、社長はそんな私を見て、大声を上げてまた笑った。
中に入ると社長の姿よりも先に目に入ってきたのは、ソファしれっとに座っているお兄ちゃんの姿。
お兄ちゃんと総一郎さんは何やら目配せをしているし、そんな何も分からず動揺ばかりしている私を更に驚かせたのは、椅子に座った社長の笑い声だった。
「そういうことか、総一郎。なかなか面白いことをするじゃないか」
お兄ちゃんの隣に座る社長は、私の言葉から何かを合致したように言う。
そんな社長に自信たっぷりに返す総一郎さん。
「あなたの息子なので、計画は念密に立てるタイプなんですよ。ということなので、早速紹介させてください。僕の婚約者の影山優衣です」
ますます一人、置いてけぼりの私。
何がなんだか本当にわからない。
でも、総一郎さんに紹介されたので、慌てて社長に深く頭を下げた。
「は、はじめまして、影山優衣と申します」
「まったく、お前というやつは、こんなことをされては二つ返事をしなくてはいけないじゃないか。優衣さん、頭をあげなさい。総一郎のことをよろしく頼みます」
社長の言葉に、パッと頭をあげた。
社長は降参だと言って、ニコニコと笑っている。絶対に反対されると思っていたのに賛成どころか任されてしまった。
パッと総一郎さんの顔を見るとしてやった感満載の表情。次にお兄ちゃんの顔を見ると、得意げな表情を浮かべていた。
そして、社長はそんな私を見て、大声を上げてまた笑った。