運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
ソウさんは、立ち上がり夜景が広がる窓の前で「おいで」と私を呼んだ。その声に吸い寄せられるように、私も立ち上がり、窓の前でソウさんと向かい合わせになった。
「本当に可愛い。よく似合ってる。優衣、俺は変わらない。君を幸せにしてあげる」
「私も変わりません。あなたの隣でもっと幸せになりたいです」
ソウさんが誰でもいい。この恋が悲しいものになっても、気持ちは止められない。
その気持ちを込めて、私から触れるだけのキスをした後、彼は待ってましたと言わんばかりの表情を浮かべて口を開いた。
「優衣、俺の名前は、蓮見総一郎(はすみそういちろう)聞いたことあるだろ?」
彼の口から出た名前に聞き覚えがあった。
蓮見総一郎。
それは渚から聞いた音羽堂の次期社長の名前。
『確か名前は・・・蓮見総一郎だったかな。次期社長』
「その顔だとわかったみたいだね。そうだよ、俺は音羽堂、次期社長、蓮見総一郎。でも、約束したよね?優衣の気持ちは変わらないって」
逃がさないからと耳元で囁かれ、放心状態の私のことをソウさんは強く抱きしめた。どうしよう。
また、私の思考回路は完全に停止してしまった。
まさか、ソウさんが次期社長だなんて。
そうか、あの時の勘は当たっていたんだ。
でも私はそんなことよりも、自分が言ってしまった言葉に後悔しかなかった。
「本当に可愛い。よく似合ってる。優衣、俺は変わらない。君を幸せにしてあげる」
「私も変わりません。あなたの隣でもっと幸せになりたいです」
ソウさんが誰でもいい。この恋が悲しいものになっても、気持ちは止められない。
その気持ちを込めて、私から触れるだけのキスをした後、彼は待ってましたと言わんばかりの表情を浮かべて口を開いた。
「優衣、俺の名前は、蓮見総一郎(はすみそういちろう)聞いたことあるだろ?」
彼の口から出た名前に聞き覚えがあった。
蓮見総一郎。
それは渚から聞いた音羽堂の次期社長の名前。
『確か名前は・・・蓮見総一郎だったかな。次期社長』
「その顔だとわかったみたいだね。そうだよ、俺は音羽堂、次期社長、蓮見総一郎。でも、約束したよね?優衣の気持ちは変わらないって」
逃がさないからと耳元で囁かれ、放心状態の私のことをソウさんは強く抱きしめた。どうしよう。
また、私の思考回路は完全に停止してしまった。
まさか、ソウさんが次期社長だなんて。
そうか、あの時の勘は当たっていたんだ。
でも私はそんなことよりも、自分が言ってしまった言葉に後悔しかなかった。