運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
「すみません、諦められません。確かに優衣にはしなくてもいい苦労をさせてしまうかもしれません。でも、絶対に幸せにします。だから、どうか許していただけないですか?」
「……優衣、少し外に出てこい。俺はこの人と二人で話す」
「でも……」
お兄ちゃんがもし、怒りに任せて手を出すかもしれない。
そんな不安が頭をよぎったけれど、大丈夫だからというように頷いた総一郎さんを見て、私は外に出ることにした。
言わなきゃ良かった。
また私は後悔してる。
せっかく総一郎さんと付き合えたのに。
行くあてもなく、ポロポロと涙を流しながら歩くしか出来ない。
結局、近くの公園のベンチに座り、二人からの連絡をジッと待つことにした。
「優衣、今どこにいる?」
「公園です。路地を曲がったところの」
「わかった。すぐに迎えに行くからそこで待ってて」
総一郎さんから連絡が来たのは、それから三十分後。しばらくして、少し息を切らした総一郎さんが私を迎えに来てくれた。
「……優衣、少し外に出てこい。俺はこの人と二人で話す」
「でも……」
お兄ちゃんがもし、怒りに任せて手を出すかもしれない。
そんな不安が頭をよぎったけれど、大丈夫だからというように頷いた総一郎さんを見て、私は外に出ることにした。
言わなきゃ良かった。
また私は後悔してる。
せっかく総一郎さんと付き合えたのに。
行くあてもなく、ポロポロと涙を流しながら歩くしか出来ない。
結局、近くの公園のベンチに座り、二人からの連絡をジッと待つことにした。
「優衣、今どこにいる?」
「公園です。路地を曲がったところの」
「わかった。すぐに迎えに行くからそこで待ってて」
総一郎さんから連絡が来たのは、それから三十分後。しばらくして、少し息を切らした総一郎さんが私を迎えに来てくれた。