運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》

俺の専属秘書になりませんか？

始まった同棲生活は、本当に籍を入れてないだけで気持ち的にはほとんど、新婚生活のようなもの。


朝起きて、一番に総一郎さんの顔を見られる。私のほうが起きるのが遅いことが多いけれど、たまに自分の方が早起きできると、総一郎さんの寝顔が見られる。


『まつげ、長いなあ。肌、きめ細やかだし、鼻筋通ってて・・・』


『そんなにじっと見られるとゆっくり、眠れないんだけど』



お休みの日だったら、それからまたイチャイチャと過ごす。そのあと、昼くらいに二人でスーパーに買い物に行って、お昼ご飯を二人で作る。


総一郎さんは、料理も得意で私よりも美味しいご飯を作ってくれる。そういうと、必ず決まって『俺は優衣が作ってくれたご飯が一番美味しい』といつも私を褒めてくれた。



この話を渚と電話したときに話すと、砂を吐きそうと言われた。自分だって、結婚間近のくせにと言うと、次期社長は別格でしょっと怒鳴られてしまった。