自分で決める!!!
「…どういう事ですか?」
「うん…。実家に帰る事にしたの」
「そんな…。
前は実家に帰らないって、言ってたじゃないですか」
「うん。その時は本当に帰るつもりはなかったから」
「…実家で何かあったんですか?」
「…うん。親の会社の経理をしているおばさんが辞める事になったんだけど、求人募集をしても誰も来ないらしくて」
「だから…辞める事に…したんですか?」
「うん…」
「辞めないで下さいよ」
「うん……。
ごめん。
もう決めたから」
「……分かりました。
じゃあ、僕も会社辞めます」
「うん……。
ダメ」
「何でですか?
由子さんが居ない会社なんて、居る意味ないです」
「うん。あるでしょ。
今の仕事楽しいんでしょ? 好きなんでしょ?
そう私に言ったよね?」
「…言いましたけど…」
「うん。
なら、居る意味あるでしょ」
「でも僕は由子さんが居なくなるの。
嫌です」
「うん……。
私は進くんがこの会社を辞めるの。
嫌です。すごく。
だから、会社辞めないで」
「………」
「辞めないで!!」
「………。
…はい」
「うん…。実家に帰る事にしたの」
「そんな…。
前は実家に帰らないって、言ってたじゃないですか」
「うん。その時は本当に帰るつもりはなかったから」
「…実家で何かあったんですか?」
「…うん。親の会社の経理をしているおばさんが辞める事になったんだけど、求人募集をしても誰も来ないらしくて」
「だから…辞める事に…したんですか?」
「うん…」
「辞めないで下さいよ」
「うん……。
ごめん。
もう決めたから」
「……分かりました。
じゃあ、僕も会社辞めます」
「うん……。
ダメ」
「何でですか?
由子さんが居ない会社なんて、居る意味ないです」
「うん。あるでしょ。
今の仕事楽しいんでしょ? 好きなんでしょ?
そう私に言ったよね?」
「…言いましたけど…」
「うん。
なら、居る意味あるでしょ」
「でも僕は由子さんが居なくなるの。
嫌です」
「うん……。
私は進くんがこの会社を辞めるの。
嫌です。すごく。
だから、会社辞めないで」
「………」
「辞めないで!!」
「………。
…はい」