ハイヒール
コンビナートの夜景は青白く光、私たちを照らしていく、カーテンなんかない開放された大きな窓、だけど不思議と寒さは感じない。
いつも二人で、肌の暖かさを感じていたから。
「ナツロウがいないと死んじゃう」
「でも今日もちゃんと生きてたでしょ」
そんな風に抱き合って、彼は私の髪をなでながら笑う。
刹那的な、あまりにも刹那的な、私たちの日常
いつも二人で、肌の暖かさを感じていたから。
「ナツロウがいないと死んじゃう」
「でも今日もちゃんと生きてたでしょ」
そんな風に抱き合って、彼は私の髪をなでながら笑う。
刹那的な、あまりにも刹那的な、私たちの日常