ほら、笑って
腰に手を当てて怒る小夏は小さい子みたいだ。




『あ、ごめん?』




「なんで疑問形なの!」




ふふっと笑いながら言う。




コロコロ変わる表情が面白い。




「ほら、朝ごはんだよ!ちゃんと食べてね!」




小夏は近くに置いていたテーブルからご飯を持ってくるとベッドに備え付けてあるテーブルの上に置いてくれる。




そう言えば昨日の昼を食べたっきり何も食べてなくて朝ごはんを見たときギュるるるるる、とお腹がなった。
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