ほら、笑って
…何でだよ。




俺じゃなきゃダメだったのかよ。




『はぁ…っ、』




「…真白。行こうか。」




洗面所で項垂れていた俺に母親が声をかける。




『あぁ。』




俺は軽く頷いて昨日まとめていた荷物を持って病院に向かった。
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