ただ、そばにいたいだけ。






……!?





てっきりそのまま帰ると思っていた新くんがこちらに振り向いた。
え…聞こえてたのかな、どうしよう。



妙な不安に駆られる。



別に聞かれてもいい内容なはずなのに、いや、まず彼氏ならまたねの挨拶くらいするはずなのに。


あれこれ考えてるわたしに、新くんは言った。



「日曜日、な」





ねぇ神様。




わたし今死んでもいいかもしれない。




この一言だけで一生生きていけそうです。






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