❆LastChristmas❆

「部長、申し訳ありませんでした。」

「良いよ。じゃあ休憩行ってこい。」

「はい、お先に失礼致します。」

部長にそう告げ、あたしは社員食堂に向かった。

そして、社員食堂に着いた。


あたしは適当に空いてる席に座った。


「ふー…。」


椅子に腰掛けていたその時、

「お疲れー!」


声がした。


振り返ると、恵那がバッグを持って立っていた。


「恵那!お疲れー!」


横塚恵那


あたしのもう一人の同僚で、一番良く話す同性の友達だ。


「ねえあんた、今日大丈夫?ミスするなんて珍しいじゃん。」



「うん…。」


「…何かあったの?」



「…実は。」


あたしは恵那に昨日の事を話した。
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