❆LastChristmas❆
しばらくして、イベントが終わった。


イベントは無事大成功した。


私達は後片付けをしていた。


「美月、まだ帰んないの?」


「うん、ここだけしたら帰るから。」


「分かった!」


そしてあたしは掃除をしていた。


「あーあ…クリスマス終わったな…。」


副社長は今頃…円城寺さんと


…嫌だ。


「やだ…何で私涙なんか…。」


涙が出て、やっと分かった。


私は副社長の事、好きになっていたんだ。


「…もう終わったのに。」


その時


「…誰が終わったって?」


声がした。


振り返ると、息を切らした副社長が立っていた。


「副社長!」


「…終わらせ…るかよ。」


「…ど、どうしてここに?」


「まだ、聞いてないだろ返事…。」


…え?


「でも私は…。」 


「悪かった。」


「…え?」

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