❆LastChristmas❆
早速あたしは、コフレのデザインに取り掛かった。


…だけど。


「ああ!もう違う!」


試行錯誤して考えるも、中々良い案は出なかった。



結局、その日は一枚も納得出来るデザインはなかった。



「…定時か。帰らないと。」

あたしは勤怠をクリックし、そして待ち合わせ場所まで向かった。


「…着いた。」


待ち合わせ場所にはまだ、彼は来ていなかった。


その時


「お姉さん1人〜??」


声を掛けられた。


いかにもチャラそうな二人組だった。


(…またか。ムシムシ)


「おい!ムシすんなよ!」


その瞬間、強引に手首を掴まれた。


(…痛!)


その時


ガッ


「いて!」


殴られた音がした。


目を開けると


「おい、お前ら俺の彼女に触んな。」


彼が立っていた。





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