嫌い。だけど好き。
「あ、それと!七星君 呼びは禁止!
こうや って呼べよな!」
分かった?という表情をする七星君。
・・・私は・・・男の子を下の名前で呼んだことなんてなかった。
「いえ、そういう訳には・・・」
「敬語も禁止!おーけ?明日からは呼び捨て とタメ語な事!」
子指を立てて、右手を差し出す七星君。
「ほら!指切りげんまん!」
ポケーっとしてる私に、七星君が私の右手の子指を立てて、自分の子指と絡ませた。
「ゆび、きり・・・げんまん・・・?」
初めて耳にする言葉。
指を切るの?
「ぷっ・・・ぁははは!
結愛さん、分かんないんだろ?
顔に書いてるぞ~?
子供ん時 親とかとやんなかった?」
・・・私の考えてる事が分かったようで、
七星君は空いている左手で自分の顔をトントンとした。
顔に書いてる ってジェスチャーしているのだろう・・・。
「えと・・・すみません。
親とは・・・そんな事したことないです」
親とは指切りげんまん どころか、楽しい話もしたことはない。
「そっか!・・・まぁ・・・見てれって!」
ニコッとしながら言う七星君。
その時、七星君は絡めた右手を揺らしながら歌い出した。
「ゆーびきりげんまん。嘘ついたら 針千本 飲ーます。 指切った!」
指切った と言った瞬間 離れる子指・・・。
「〈嘘ついたら針千本 飲ます。
約束は守れよ〉って言う意味!」
満足そうに言う七星君・・・。
「はい!ゆびきり げんまんですね!
・・・あ!いえ・・・約束、守るね!」
私は ここ最近 最高の笑顔で七星君・・・いや、こうや君に言った。
こうや君も それを聞いて ニコッと笑う。
あぁ・・・なんか温かいな。
昼の日差しが差し込むのは関係ない感じがする。なんか、心が ほわぁってする・・・。
こうや君の おかげだね。
久しぶりかもしれない。
自然に本当の笑を浮かべてる自分は。
こうや って呼べよな!」
分かった?という表情をする七星君。
・・・私は・・・男の子を下の名前で呼んだことなんてなかった。
「いえ、そういう訳には・・・」
「敬語も禁止!おーけ?明日からは呼び捨て とタメ語な事!」
子指を立てて、右手を差し出す七星君。
「ほら!指切りげんまん!」
ポケーっとしてる私に、七星君が私の右手の子指を立てて、自分の子指と絡ませた。
「ゆび、きり・・・げんまん・・・?」
初めて耳にする言葉。
指を切るの?
「ぷっ・・・ぁははは!
結愛さん、分かんないんだろ?
顔に書いてるぞ~?
子供ん時 親とかとやんなかった?」
・・・私の考えてる事が分かったようで、
七星君は空いている左手で自分の顔をトントンとした。
顔に書いてる ってジェスチャーしているのだろう・・・。
「えと・・・すみません。
親とは・・・そんな事したことないです」
親とは指切りげんまん どころか、楽しい話もしたことはない。
「そっか!・・・まぁ・・・見てれって!」
ニコッとしながら言う七星君。
その時、七星君は絡めた右手を揺らしながら歌い出した。
「ゆーびきりげんまん。嘘ついたら 針千本 飲ーます。 指切った!」
指切った と言った瞬間 離れる子指・・・。
「〈嘘ついたら針千本 飲ます。
約束は守れよ〉って言う意味!」
満足そうに言う七星君・・・。
「はい!ゆびきり げんまんですね!
・・・あ!いえ・・・約束、守るね!」
私は ここ最近 最高の笑顔で七星君・・・いや、こうや君に言った。
こうや君も それを聞いて ニコッと笑う。
あぁ・・・なんか温かいな。
昼の日差しが差し込むのは関係ない感じがする。なんか、心が ほわぁってする・・・。
こうや君の おかげだね。
久しぶりかもしれない。
自然に本当の笑を浮かべてる自分は。