嫌い。だけど好き。
「すみません・・・私、ちょっとお手洗い」
教室から・・・有栖川さんの手から離れたくて、嘘をついた。
有栖川さんも カバンは置いといてあげるよ。と私のカバンを持った。
私は返事をせず、トイレに逃げた。
やだ・・・。晃哉君に知られちゃったよね。
ははは・・・。別に隠す事じゃないのよ?
結愛・・・どうしちゃったの・・・?
今は・・・ただ ただ。心が痛い。
「結愛さん!!!」
私がトイレにいると、外から声が聞こえた。晃哉君・・・晃哉君だ!
トイレを飛び出して晃哉君の声の元へ走る結愛。
話したい。声が聞きたい。・・・ニカッと笑う笑顔が見たい・・・。
「晃哉君!!!」
上から私を呼ぶ声が聞こえる。
トイレから出て、すぐ隣の階段を駆け上がる。晃哉君・・・上に行ってる?
なんで?私は ここだよ。
「晃哉・・・君?」
晃哉君の後ろ姿を見た所は・・・
指切りげんまんをした部屋の前だった。
「どう・・・して?」
「結愛さんならここにいるかなぁって」
そうだね。トイレなんて行かないで、
ここに来れば良かったんだね。
私が ここに来たら、あなたは来てくれるの?
キーンコーンカーンコーン
「あ、やべ!チャイム音なったな。
教室 戻るかぁ・・・」
「いや!帰りたくない」
自分でも驚くほど、声が出ていた。
「んーじゃぁー落ち着くまで そこの部屋にいようぜ!」
私の手を引いて部屋へ向かう晃哉君。
私も晃哉君の手を握り返した。
「はぁ~ここ、やっぱ落ち着くな!」
「うん。本当に」
私が落ち着くのは部屋のおかげだけじゃない。晃哉君が傍にいてくれるからだよ。
「それにしても・・・結愛さんの婚約者、すごいイケメンだな!頭良さそうだし・・・!」
・・・全然・・・すごくなんかないよ。
いけ・・・めん?かっこいいって事だよね?
・・・そんな事ないよ。あんな取ってつけたような笑顔より、ニカッと笑う あなたの笑顔の方が ずっとずっと かっこいいよ・・・。
溢れた想いがこぼれた。
「晃哉君の方が・・・ずっと かっこいい」
教室から・・・有栖川さんの手から離れたくて、嘘をついた。
有栖川さんも カバンは置いといてあげるよ。と私のカバンを持った。
私は返事をせず、トイレに逃げた。
やだ・・・。晃哉君に知られちゃったよね。
ははは・・・。別に隠す事じゃないのよ?
結愛・・・どうしちゃったの・・・?
今は・・・ただ ただ。心が痛い。
「結愛さん!!!」
私がトイレにいると、外から声が聞こえた。晃哉君・・・晃哉君だ!
トイレを飛び出して晃哉君の声の元へ走る結愛。
話したい。声が聞きたい。・・・ニカッと笑う笑顔が見たい・・・。
「晃哉君!!!」
上から私を呼ぶ声が聞こえる。
トイレから出て、すぐ隣の階段を駆け上がる。晃哉君・・・上に行ってる?
なんで?私は ここだよ。
「晃哉・・・君?」
晃哉君の後ろ姿を見た所は・・・
指切りげんまんをした部屋の前だった。
「どう・・・して?」
「結愛さんならここにいるかなぁって」
そうだね。トイレなんて行かないで、
ここに来れば良かったんだね。
私が ここに来たら、あなたは来てくれるの?
キーンコーンカーンコーン
「あ、やべ!チャイム音なったな。
教室 戻るかぁ・・・」
「いや!帰りたくない」
自分でも驚くほど、声が出ていた。
「んーじゃぁー落ち着くまで そこの部屋にいようぜ!」
私の手を引いて部屋へ向かう晃哉君。
私も晃哉君の手を握り返した。
「はぁ~ここ、やっぱ落ち着くな!」
「うん。本当に」
私が落ち着くのは部屋のおかげだけじゃない。晃哉君が傍にいてくれるからだよ。
「それにしても・・・結愛さんの婚約者、すごいイケメンだな!頭良さそうだし・・・!」
・・・全然・・・すごくなんかないよ。
いけ・・・めん?かっこいいって事だよね?
・・・そんな事ないよ。あんな取ってつけたような笑顔より、ニカッと笑う あなたの笑顔の方が ずっとずっと かっこいいよ・・・。
溢れた想いがこぼれた。
「晃哉君の方が・・・ずっと かっこいい」