嫌い。だけど好き。
「新郎、七星晃哉さん。
あなたは・・・」
「新婦さん、誓いの言葉は大丈夫です」
晃哉君が神父様の言葉を遮った。
「結愛・・・。俺は 苦しい時も嬉しい時も、ずっと結愛の そばにいると約束します」
「ひっ・・・ふ、う・・・~」
「ほら、結愛は・・・?」
私の涙を拭いながら言う晃哉君。
「私は・・・晃哉君のそばにずーっといます。グスっ・・・。ずっと、ずっと、一緒にいます!」
最後は笑顔で言えた。
晃哉君は私のベールをめくり、私にキスをした。どんなキスよりも幸せなキス。
言葉がなくても気持ちが伝わるキス・・・。
私達は・・・夫婦になりました。