この恋が実るなら
真っ赤な顔して照れながら、寧々がもう!と頰を膨らます。
「もう朝だけど、今日お休みだし、もう少しベッドでゆっくりできる?」
そう確認すると、その意味がわかったように、恥ずかしがりながらも小さく頷いた。
また寧々の唇に触れる。
今度は少し妖艶に。寧々の目がトロンとして、さらに僕を煽る。
優しいキスが、次第に激しいものに変わっていく。
少しだけ開いた唇の隙間から、舌を伸ばして絡め取る。
二人の息があがって、呼吸音と遠慮がちな喘ぎ声だけが部屋に響いた。
そっと部屋着を脱がせると、可愛らしい下着が露わになった。
下着をそっと外して、胸の膨らみに片手を添える。柔らかくて気持ちいい。
胸の先を口に含むと、「あ…っ、ん…」と声が漏れる。
最初は緊張で硬くなってた寧々の体が、すぐに全てを委ねてくれた。
体中に、印をつけながら優しく愛撫を続ける。寧々も僕の背中に腕を回して体をくっつけてきた。
全てを受け入れてくれた寧々の体はトロトロにとろけ、
二人の初めての繋がりに初々しさを感じながら、カーテンから漏れる朝日の光の中でひつとになった。