恋は盲目、愛は永遠
「男勝りな君子は、異性より同性に人気があってな。例えていうなら、宝塚の男役みたいなものか。私も子どものころからしばらくは、同性からも告白されていた。君子が男っぽく見えるのに対し、私は女っぽく見えてたようだ。それで私たちは二卵性で、しかも異性の双子なのに、よく似てると言われていた」
「あのぉ、しばらくとはどれくらいでしょうか」
聞くポイントがズレてるかもしれないけど、そこ気になる。
「院にいた頃がピークだったから、もう20年近く前の話だ」
「そうですか」
「妬いているのか?唯子。昔の話だし、私はヘテロだ。同性とつき合ったことは一度もない」
「や、妬いてません!ただ興味があって・・・その、鈴太郎さんって、今も妖艶な雰囲気あるから。同性からもモテるのは分かるなぁと・・」
「それは私が美しいと言いたいのか?」
「・・・そぅ、です・・・」
きっと20年前の鈴太郎さんは、もっと妖艶な雰囲気が漂っていたに違いない。
今よりもっと中性的というか・・・。
「あのぉ、しばらくとはどれくらいでしょうか」
聞くポイントがズレてるかもしれないけど、そこ気になる。
「院にいた頃がピークだったから、もう20年近く前の話だ」
「そうですか」
「妬いているのか?唯子。昔の話だし、私はヘテロだ。同性とつき合ったことは一度もない」
「や、妬いてません!ただ興味があって・・・その、鈴太郎さんって、今も妖艶な雰囲気あるから。同性からもモテるのは分かるなぁと・・」
「それは私が美しいと言いたいのか?」
「・・・そぅ、です・・・」
きっと20年前の鈴太郎さんは、もっと妖艶な雰囲気が漂っていたに違いない。
今よりもっと中性的というか・・・。