恋は盲目、愛は永遠

鈴太郎さんはビクッとした私をなだめるように、シャツの下に入れた手を撫でながら、「とにかくこのあたりに人はいない。いるのは私たちだけだ。だから唯子・・・私だけに思いきり声を聞かせてくれ」と言うと、そっと唇にキスをした。

キスをしながら、手は私の素肌をさまよっている。
鳥肌が立っているのは寒いせい？
でも何となくボーっとする。というか、熱いというか・・・。

鈴太郎さんが舌を絡めてきた。
逃れられないその攻撃に、私はあっけなく舌を絡め取られた。
気のせいか、ピチャピチャという舌の音が耳に響く。
鈴太郎さんはその舌を少しずつ移動させて、いつの間にか私の耳の中を舐めていた。