恋は盲目、愛は永遠
鈴太郎さんがどれほど独占欲丸出しの言葉を言ってくれても、それは一時の思いに過ぎない。
だから私は「鈴太郎さんが飽きるまで」一緒だと思っているし、鈴太郎さんに飽きられて捨てられた後は、死ぬまで独りだ・・・あぁ、眠たくなってきた。

鈴太郎さんの腕の中は気持ちいい。
私の髪をなでてくれる鈴太郎さんの手触りも、鈴太郎さんの匂いも、温もりも・・・。

「ようやく恋人として出会えたおまえを、私は一生手放さない」

眠りに落ちる前、最後に鈴太郎さんがそう言った気がした。
「ようやく恋人として出会えた」ってどういう意味だろう・・・。
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