恋は盲目、愛は永遠
お外でするのはいや!
「ここには本当に狼はいないんですか?」
「いないだろう。ここでは見たことがないぞ」
「そうですか」
「なんだ?唯子。そんなに狼に会いたいのか?」
「ちっ、違いますっ!ただちょっと、怖いなぁと・・・」
「そうか。なら私の腕にしっかりつかまっておけ」
「・・・はぃ」
鈴太郎(りんたろう)さんの別荘へ来て今日で3日目。
朝目が覚めると、隣に鈴太郎さんがいる。
もう温もりの名残を求めて枕に顔を埋める必要はない。
今のところは、だけど。
特に何かをしようとは決めていない日々。
まるで俗世から切り離れたようなこの森の中を散策するのが日課になった。
「いないだろう。ここでは見たことがないぞ」
「そうですか」
「なんだ?唯子。そんなに狼に会いたいのか?」
「ちっ、違いますっ!ただちょっと、怖いなぁと・・・」
「そうか。なら私の腕にしっかりつかまっておけ」
「・・・はぃ」
鈴太郎(りんたろう)さんの別荘へ来て今日で3日目。
朝目が覚めると、隣に鈴太郎さんがいる。
もう温もりの名残を求めて枕に顔を埋める必要はない。
今のところは、だけど。
特に何かをしようとは決めていない日々。
まるで俗世から切り離れたようなこの森の中を散策するのが日課になった。