恋は盲目、愛は永遠
「加減しなきゃ」

その言葉が私の脳内でずっとリフレインされていた。

「・・・ちゃん?唯子ちゃん?」
「あ?はいっ!」
「とにかく、唯子ちゃんは大丈夫ですよ。まだ若いんだし。坊ちゃんに抱き潰されないようご注意くださいね」
「だだ、だきつぶす・・・」

すでにそのような状態になっているような気が・・・・・・。

私が二人にありがとうございましたとお礼を言ったそのとき、鈴太郎さん帰宅のベルが鳴った。
私たち三人は、玄関へパタパタと走っていった。


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