恋は盲目、愛は永遠
坊ちゃんはわざとらしくため息をつくと、「一応猶予をあげたが、白を切ると言うなら仕方ない。左近条俊也。おまえは異動だ。寛大な私はおまえに異動先を選ばせてやる。シベリアで美女を見つけるか、それとも南アでダイヤを磨くか。どちらがいいか?」と上から目線で俊也さんに問いかけた。

その言い方は、まさに「選ばせてやる寛大なお人」状態。
ってかいきなり異動かよ!
しかも異動先イコール左遷確定だし!!

それが左近条家のお方には分かっているっていうのもあるけど、伊集院家の者とはいえ、「いきなり他人が何言ってんの?バカ?」って顔は、左近条のお二人は隠しきれなかった。

すいません。バカはそっち・・・あ、これはオフレコでおねがいします。

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