恋は盲目、愛は永遠
SKインダストリーは、左近条家が経営している会社の中でも、中の上規模といったところか。
もしかしたら重要かも、みたいな位置。

そして身内の俊也さんが勤めているというのが、お互い重要で。

「・・・あんたにそんなことをする権限はないだろ」
「ではおまえをクビにしよう。言っておくが、SKインダストリーを辞めて他の左近条関連の企業に入っても、この私が必ずおまえを潰す」
「な・・・おまえ一体唯子さんに何をした!今すぐ謝れ!!」
「俺はただ声をかけただけだよ!」
「そうか?唯子のめがねをわざと外したことがか?私の妻が許可するどころか嫌がっているのに触れたことがか?」
「唯子は俺を叩き返した・・・」
「言ったはずだ。唯子様と呼べと」

ぎぇ。坊ちゃんマジギレ・・・。
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