恋は盲目、愛は永遠
魔女の疑いがかけられた、ティアという名の過去の私は、その国の王子、レオ様によって、心臓を剣で一突きされた。
薄れ行く最期の意識の中で聞こえたのは、レオ様・・・私にはユージーンと名乗った愛しい人の悲痛な声だった。

「すまないティア。私を許せ。いや、私を恨め」

ユージーン、私はあなたを愛しています。
でもレオ様、私はあなたを許しません・・・。

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