恋は盲目、愛は永遠
昼近くに下へ降りた私を、サキさんとみさえさんが温かく迎えてくれた。

「坊ちゃまから、今日はゆっくり寝かせておくようにと言われていたんですよ」
「そうですか・・・」
「ささ、ブランチ食べましょうね。あ、そうだ!唯子ちゃん、温室で食べませんか?」
「あ、そうねぇ。今日はいい天気だし」
「温室、があるんですか」
「もちろん」とサキさんに言われて、ここは鈴太郎さんの家だもんねと改めて気づいた私だった。

「ハーブとお野菜、果物といった食べれる系と、観賞用のお花系の2つありますよ。どちらにします?」とみさえさんに聞かれた私は、食べれる系と答えていた。
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