恋は盲目、愛は永遠
その翌日。
吹雪が収まったので、ユージーンは帰ることになった。
「世話になった」
「いえ」
もうこの人に会うことはないだろうと思っていたのに、あれから20日に一度の割合で、ユージーンは私の小屋を訪れるようになった。
来るのはいつも昼間、しかも長くて30分ほどで、野菜のスープを飲んだり、ハーブティーを飲んだり。
私が持っている本や、野菜の貯蔵庫(というより小部屋)を、物珍しそうな顔をして見たり。
暖炉の薪割りもしてくれた。
野菜の種まきも。
そうして何気なくユージーンと一緒に過ごすひとときは、とても幸せだった。
それなのに・・・。
7ヶ月ほど経ったある日、バタンと小屋のドアが開かれ、中に数十名の兵士が入り込んできた。
そして私の目の前に、鎧を来たユージーンが立っていた。
やはり。と私は鎧と剣に刻まれた王家の紋章を見て思った。
やはりユージーンは、この国の現王子、レオ様だった。
「民より通報があった。この地に魔女が住んでおると」とつぶやくユージーン、いや、レオ様は、とても悲しそうだった。
吹雪が収まったので、ユージーンは帰ることになった。
「世話になった」
「いえ」
もうこの人に会うことはないだろうと思っていたのに、あれから20日に一度の割合で、ユージーンは私の小屋を訪れるようになった。
来るのはいつも昼間、しかも長くて30分ほどで、野菜のスープを飲んだり、ハーブティーを飲んだり。
私が持っている本や、野菜の貯蔵庫(というより小部屋)を、物珍しそうな顔をして見たり。
暖炉の薪割りもしてくれた。
野菜の種まきも。
そうして何気なくユージーンと一緒に過ごすひとときは、とても幸せだった。
それなのに・・・。
7ヶ月ほど経ったある日、バタンと小屋のドアが開かれ、中に数十名の兵士が入り込んできた。
そして私の目の前に、鎧を来たユージーンが立っていた。
やはり。と私は鎧と剣に刻まれた王家の紋章を見て思った。
やはりユージーンは、この国の現王子、レオ様だった。
「民より通報があった。この地に魔女が住んでおると」とつぶやくユージーン、いや、レオ様は、とても悲しそうだった。