何回、言葉にすればあなたに届きますか?
そういえばもうすぐゴールデンウィークだなぁ


誠司君とどっかに行けたらいいな。






私はそんなことを思いながら暗い夜道を歩いていた。





するとその時電話がなった。

ディスプレイに表示された文字は


"誠司君"




私は急いで通話ボタンを押した。




「もしもしっ」


「あっーもしもし、俺、誠司」


「知ってるよ、どうしたの?」


「あのさ、来週ゴールデンウィークじゃん?どっか行こうよ」



誠司君は私の思ってたことをそのまんま言ってくれた。




「いいの?行きたい」


「どこがいい?」


「んーと…誠司君と行けるならどこでも」


「えっーそれ困る」



と、電話越しで誠司君の笑う声。




少し胸がキュンとした。





そして私たちは来週の水曜日、遊園地に行くことになった。








新しいお洋服買わなくちゃ。
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