一途な社長の溺愛シンデレラ

「それじゃあ、高校三年の冬にカフェSlo-Moを紹介してくれたのも、社長ってこと?」

「……そうなるな」

 なにをどう考えればいいのか、わからなかった。

 ハルカが社長だったということが、まだうまくつながらない。

「黙ってて、悪かった」

「なにが、どうなってるのか……」

「すまない。順を追って説明させてくれ」

 そう言うと、社長は自分の高校生の頃の話をはじめた。




< 272 / 302 >

この作品をシェア

pagetop