2本の足で
「んん…優希、喉乾いた」

「あっ大地。起きたの?
今、飲み物持ってくるね」

私は急いで涙を拭いて
飲み物を持ちに行こうとした。

しかし、腕を掴まれて立ち止まる。


「優希、泣いていたのか?
誰かになんかされたなら俺に言え」

「違う、違う。
あくびが出ちゃっただけだよ」

私は大地に心配をかけたくなくて
誤魔化した。

「それより大地。
私と一緒に暮らさない?」

大地は驚いていたが頷いてくれた。
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