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子供の頃 将棋を介して知り合った香月と梨田。 長い間、離れ離れの人生を過ごしていたけれど 香月が とある番組を観たのをきっかけに 二人が急接近していくー。 お話の中の情景描写がとにかく美しい! 子供の頃の二人のやりとりや 二人の思いが情景の中に表現されていて 思わず想像の余韻に浸ってしまったくらい。夏の山に行った時の情景描写は溜息ものでありました。 また梨田の大人になってからの魅力も ハンパなく て、ぐいぐい 引き込まれていきました。 また 読みたくなる作品です。 一読の価値 有りです。
ずっと思い続ける愛もあるけど、ずっと心に置いてある愛もあるのだなあと、幸せな二人を見て知ることが出来ました。 離れて会うこともなかった二人ですが、ちゃんと自分の人生を生きてきたからこそ、子供のころに叶わなかった夢が叶ったんですね。 香月が厳しい世界を乗り越えた梨田くんがすごいと言ってたけれど、いっさい触れることなく諦めた香月の生き方もとても憧れます。 二人の人生が重なって良かったです。