気付いたら
「ゆうみ、お待たせ。」
「別にいいよ。日直、お疲れ様!じゃあ、行こうか」
私達は、そう言っていつもの喫茶店に来た。
ケーキが、凄く美味しい。
「真璃、なんかあった?」
ゆうみは、人の心の変化に凄く敏感で、だから、私達はお互い隠し事無しにしてる。
でも、今日だけは許して。ゆうみが多分好きな人を、私は悪く言ってしまいそうだから…
「別に、なんで?」
「なんか、無理してるっぽかったから…」
「大丈夫だよ!!」
そう言って笑って見せた。