漆恋を解く僕たちは。

すぐに珈琲の香りとチーズの焼ける匂いがしてきた。


上手くいったかしら…?


うっすら目を開けると、テーブルの上にはツナメルトのトーストと珈琲、簡単なサラダにドレッシングが二人分、完璧にセッティングされていた。



「・・・!!!!」


彼は突然目の前に現れた料理たちに唖然としている。



「えっと…あの…」



「ふふ、驚かせちゃいましたね。

でも…冷めちゃいますから。召し上がってください。」


「…そうですね、頂きます!」
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