影と闇
私にとっては家に帰ることになるが、私の家に寄ると提案した沖田くんを反対しなかった。


今まで異性を自分の家に入れたことがないから。


しばらく歩いて私の家に着き、沖田くんを家にあがらせた。


私の部屋へと通し、お茶を差しだす。


しばらく会話したあと、沖田くんが私に顔を近づけてきた。


「な、なに?」


「目、つぶって?」


そう言われるとつぶるしかない。


そっと目を閉じた直後、唇になにかが触れた。


そして、床に押し倒される。


自分の家に戻ってきたとはいえ、沖田くんとふたりきりになれて嬉しい。


心の中で微笑みながら、私は沖田くんと部屋でイチャイチャしていた。
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